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撥水加工と防水加工の違いとは?違いを解説!!

  • 11.01 2023
  • 新着情報

撥水加工と防水加工の違いとは?撥水加工の効果やおすすめ商品を紹介

撥水加工と防水加工は、水を防止する機能を持つ加工方法ですが、その違いをご存知でしょうか?この記事では、撥水加工と防水加工の違いや特徴、撥水加工の効果やおすすめ商品、撥水加工の手入れ方法などについて詳しく解説します。

撥水加工とは?
撥水加工とは、生地や素材の表面にコーティング剤やスプレーなどを使用して、水や汚れをはじく機能を付与する加工方法です。撥水加工は、繊維の中まで水を通さない完全な防水ではなく、表面に付着した水滴をはじく程度の機能です。そのため、長時間濡れた状態にしたり、強い圧力をかけたりすると、水が浸透してしまう可能性があります。

撥水加工は、主にコートやジャケット、傘や帽子などのアウターウェアや雨具に施されます。撥水加工の効果は、生地や素材の種類やコーティング剤の成分によって異なりますが、一般的には以下のようなメリットがあります。

・水や汚れが付きにくくなるため、清潔さや見た目が保たれる
・水分が蒸発しやすくなるため、乾きやすくなる
・水分が吸収されにくくなるため、軽量で快適に着用できる

防水加工とは?
防水加工とは、生地や素材の中にゴムやゴムを溶かしたようなラテックスなどの防水膜を挟んだり、シームテープなどで縫い目を封じたりして、水を完全に通さないようにする加工方法です。防水加工は、撥水加工と違って繊維の中まで水を通さないため、強い雨や雪でも濡れることがありません。

防水加工は、主にスキーウェアやレインウェア、テントやバッグなどのアウトドア用品に施されます。防水加工の効果は、生地や素材の厚さや防水膜の種類によって異なりますが、一般的には以下のようなメリットがあります。

・水が浸透しないため、身体を乾燥させることができる
・水が浸透しないため、保温性が高まる
・水が浸透しないため、耐久性が向上する

撥水加工と防水加工の違い
撥水加工と防水加工は、どちらも水をはじく機能を持つ加工方法ですが、その違いは以下のようになります。

・撥水加工は、表面に付着した水滴をはじく程度の機能で、水が浸透する可能性がある
・防水加工は、繊維の中まで水を通さない機能で、水が浸透しない
・撥水加工は、コーティング剤やスプレーなどで生地や素材の表面に施す
・防水加工は、ゴムやプラスチックなどの防水膜を生地や素材の中に挟むか、縫い目を封じる
・撥水加工は、清潔さや見た目、乾きやすさ、軽量さなどのメリットがある
・防水加工は、耐久性が強いなどのメリットがある

撥水加工の効果
撥水加工の効果は、生地や素材の種類やコーティング剤の成分によって異なりますが、一般的には以下のような特徴があります。

・フッ素系撥水材は、水だけでなく油や泥などの汚れもはじく効果が高い
・シリコン系撥水材は、フッ素系よりも安価で環境に優しいが、撥水効果は低下しやすい
・ポリエステルやナイロンなどの合成繊維は、撥水加工に適している
・綿やウールなどの天然繊維は、撥水加工に不向きである

撥水加工の手入れ方法
撥水加工は、洗濯や摩擦などによって効果が低下することがあります。そのため、以下のような手入れ方法を心がけることが大切です。

・洗濯する際は、表示に従って洗剤や柔軟剤を使用しないか、少量にする
・洗濯する際は、裏返してネットに入れて洗う
・乾燥する際は、低温でタンブラー乾燥するか、陰干しする
・アイロンをかける際は、低温で当て布を使用する

撥水加工の効果が低下したときの再生方法
撥水加工の効果が低下したときは、以下のような再生方法を試すことができます。

・撥水スプレーを使用する
・撥水加工専用の洗剤を使用する
・150度ぐらいの低温でアイロンをかける
・専門店に持っていく

撥水スプレーは、ネットなどで購入できる商品で、自分で好きな生地や素材に撥水加工を施すことができます。撥水スプレーの使用方法は、以下のようになります。

・生地や素材を清潔にする
・スプレーを振ってから、20cmほど離して均一に吹きかける
・乾燥させる

撥水加工専用の洗剤は、撥水加工された生地や素材を洗うことで、撥水効果を回復させることができます。撥水加工専用の洗剤の使用方法は、以下のようになります。

・表示に従って洗剤の量を決める
・水に溶かしてから、生地や素材を浸す
・軽くもみ洗いする
・すすぎと脱水をする

低温でアイロンをかける方法は、撥水加工された生地や素材に熱を加えることで、コーティング剤の分子構造を整えて撥水効果を回復させる方法です。低温でアイロンをかける方法は、以下のようになります。

・生地や素材を乾燥させる
・低温で当て布を使用してアイロンをかける
・冷めるまで平らな場所に置く

専門店に持っていく方法は、自分では再生できない場合や、プロに任せたい場合に選択できる方法です。専門店では、撥水加工の種類や状態に応じて最適な再生方法を提供してくれます。専門店に持っていく方法は、以下のようになります。

・撥水加工された生地や素材の種類やメーカーなどの情報を確認する
・近くの染色加工業やクリーニング店などの専門店を探す
・料金や期間などの条件を確認して依頼する

この記事では、撥水加工と防水加工の違いや特徴、撥水加工の効果やおすすめ商品、撥水加工の手入れ方法や再生方法などについて詳しく解説しました。撥水加工は、雨や汚れから身体や衣服を守る便利な機能ですが、効果が低下することもあります。そのため、適切な手入れ方法や再生方法を知っておくことが大切です。この記事が、撥水加工に関する情報や知識の参考になれば幸いです。

撥水加工の技術に関してはコチラからご確認ください。

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